314: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 18:09:07.00 ID:ZRhpxi3E0
P「豊川さん、紗代子をお願いします。できたら可能な限り疲労を取ってやって欲しいんですが」
風花「わかりました。水分補給と、マッサージをしてあげてます」
紗代子「すみません、風花さん」
P「お願いします」
プロデューサーはそう言うと、ディレクターの元に走る。
P「765プロの高山ですが、順番を最後にしていただけませんか。ちょっとトラブルがありまして。いや、単純なものなので、出演は続けられます」
開催ディレクターは渋い顔をしている。が、プロデューサーは引き下がらない。
P「大会規定には、速やかな進行の為に準備が遅れた者は出番を後回しにさせる……とあります。この履行を求めます。後回しにして進行してください」
本来この規定は、準備に手間取るなら出演者を待ったりせず進行を優先するという為のものだ。が、プロデューサーはそれを逆手に取った。
規定にあるならば、やむを得ない。ディレクターも渋々ではあるが、首を縦に振る。
そのままプロデューサーは、舞台裏のミキシングルームに走る。
P「ちょっと調整させてください」
当初から気になっていた、マイクのミキシングを、プロデューサーは紗代子に合わせたものに変える。
P「これで! この調整でお願いします!!」
プロデューサーの迫力に、ミキサールームのスタッフも頷く。
そして紗代子の元に帰ってきた彼は、風花のマッサージを受けている紗代子に話しかける。
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