高山紗代子「敗者復活のうた」
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307: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:55:37.96 ID:ZRhpxi3E0

司会「ここで皆様に、ひとつお知らせがございます」

 四回戦終了後、残っているアイドルは5人になったところで、唐突に登壇した司会者が言った。

司会「審査員の一人である、大河内先生ですが体調が優れないとのことでここで降板されます。なお、代わりの審査員には」

 プロデューサーは愕然とした。
 代わりの審査員とは……

司会「黒井崇男さんです。黒井さんはご存じの方もおられるかも知れませんが、あの961プロの社長であり、その目は確かであるということで、主催であるAISも審査員として間違いないと、認定をされております」

P「なんだと……そ、そんな馬鹿な!」

黒井「ウイ。緊急事態でもあり、主催者であるコーエン氏から是非にとのご指名で、不肖この黒井崇男、審査員を務めることになったよ。よろしく」

 その瞬間、ようやくプロデューサーはわかった。

P「これか……これが黒井社長の狙いか……」

 今まで765プロの動勢を探っていたのも、紗代子の様子をみていたのも、この大会に961プロからのエントリーがなかったのも……

風花「利害関係者ではなくなる為。なんですね?」

P「なんてことだ……これじゃあもう、紗代子は……」

紗代子「だ、大丈夫です。私、まだまだやれます!」


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