288: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:26:51.97 ID:ZRhpxi3E0
P「彼と話し合えばいい」
志保「っ……それは……ひ、人に頼ったりするのは……得意じゃありません」
P「頼るんじゃない」
志保「え?」
P「君の方から、協力させるんだ」
志保「私から……協力をさせる……」
P「阿諛佞媚を絵に描く必要なんてない。求められれば応じる、そうやって共に協力していく。俺は紗代子からそれを教わった」
志保「逆じゃないんですか?」
P「え?」
志保「あなたが紗代子さんを、引っ張ってきたんじゃないんですか? その……色々と別の思惑があったにしろ」
P「色々な……いや、紗代子でなければ俺はいつまでもあの穴蔵のようなヒュッテに閉じこもったままだっただろう。紗代子が、俺をあそこから出してくれた。というよりは、引きずり出されたも同然だがな」
志保「私にも……そんなことできるでしょうか」
P「少しずつでいい。気持ちを相手にぶつければいい。必ずそれに応えてくれる。それがプロデューサーってもんだ」
志保「わかりました。あの……この話は……」
P「もう忘れた。さあ、行こう」
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