高山紗代子「敗者復活のうた」
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284: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:22:34.73 ID:ZRhpxi3E0
 冷静に考えると、不思議な気もする。
 ずっと外国にいると思っていた、自室から受け取ったり送ったりしていたメールは、実際にはここでやりとりされていたのだ。
 紗代子の振り下ろしたハンマーに、ディスプレイが砕ける。

百合子「な、なんだか少し、もったいない気もしますね」

昴「ああいう機械って、どのくらいするんだ?」

杏奈「あの機種だと……たぶん……120万円ぐらい?」

紗代子「え?」

百合子「も、もったいなくないです!?」

紗代子「ぷ、プロデューサー! そ、そんな高価な機械、私……」

P「いいんだ。もう要らない。こんな機械も、場所も。もうオサラバだ」

 その後、全員で代わる代わるトマソン内でハンマーを振るった。
 琴葉は最初遠慮をしていたが、それでも紗代子の心情を慮り1度ハンマーを振り下ろした。
 紗代子と片付けをしながら、プロデューサーはポツリと言う。

P「単独ライブ、がんばろうな」

紗代子「はい! ご指導、お願いします!!」


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