257: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 16:47:42.19 ID:ZRhpxi3E0
紗代子「あの子を脅迫したっていうのは、本当なんですか?」
P「ま、待て。それは……あの時、俺はどうかしていた……」
紗代子「あの子を見返すために……自分の力を認めさせるために、私の担当になったんですか?」
P「紗代子! き、聞いてくれ!!」
紗代子「私がなんにもない! なんの才能もない、ほっといたらアイドルになれない娘だから、選んだんですね!?」
泣き叫ぶように追求する紗代子に、プロデューサーの足は震えた。
恐れていた事が起きた。起きてしまった。
自分のしてきたことが、一番知られたくない紗代子に全部知られてしまったのだ。
崩れ落ちるように床にへたり込んだ後、プロデューサーは絶叫した。
P「あ……あああ、あああーーーっっっ!!! あ、あーーー!!! あああぁぁぁあああーーーっっっ!!!」
そのまま彼は、もつれる足でその場を逃げ出した。
代わりに紗代子が、その場に泣き崩れる。
紗代子「うう……わーーーーーーっ!!!」
仲間のアイドルたちも、立ち尽くすしかなかった。
そして翼が、静香の袖を引く。
翼「つまり……やっぱりShahは日本人だった、ってコトだよね〜?」
静香「……今は、それどころじゃないでしょ」
翼「わかってるけど……こういう空気、どうしたらいのかわかんないよ……」
瑞希「帰りましょう……高山さん。今日は、私が送ります……」
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