234: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 16:02:49.58 ID:ZRhpxi3E0
プロデューサーは、善澤にだけ聞こえるよう小さな声で呟いた。
瞬間、善澤はペンを落とした。
その表情は、驚愕を示していた。
善澤「馬鹿なことを……それは、いくらなんでもあんまりだ。彼女はこのことを!? い、いや、知るはずもないか」
P「紗代子は俺を全面的に信用してくれています。それは嬉しいし、きっと彼女のお陰で俺はまた人前に出られるようになったと思います。だがもし紗代子が、自分が選ばれた理由を知ったら……」
善澤「もし彼女が知ってしまったら、君はどうする?」
P「……今度こそ、二度と人前には出ないつもりです」
善澤「そうならない事を祈っているよ。そして今の話、決して高山君には話すんじゃないよ」
P「復讐を望む俺が、口を滑らせなければ……ね」
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