高山紗代子「敗者復活のうた」
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162: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 14:43:37.78 ID:ZRhpxi3E0
P「なんだ……俺の早トチリか……良かった……」

紗代子「プロデューサー、もしかして私を心配して来てくれたんですか?」

 プロデューサーの傍らに、紗代子は腰を下ろす。その顔つきは、心配と申し訳なさがない交ぜになっている。

P「メールの返信が……なかったからな、お母さんは紗代子は男体山に行ったとおっしゃるし、昨日あんな話を俺がしたから……」

紗代子「すみません。確かに今日、山に来たのはプロデューサーからのメールがきっかけではあるんですけど、そんな遭難なんて……ちゃんと山に詳しい人も一緒ですし」

P「え?」

麗花「ふふふ〜紗代子ちゃんと紗代子ちゃんのプロデューサーさんの運命の出会い、私見ちゃいましたよ〜」

P「うおわっ! だ、誰だ!?」

麗花「はじめまして。私、北上麗花といいます。紗代子ちゃんとは765プロで一緒にアイドルやってま〜す」

P「そ、そうです……そうでしたか。は、はじめ……まして」

紗代子「麗花さんは山登りが趣味で、経験も豊富なので、お願いして一緒に山に登ってもらってたんです」

P「ちゃんと詳しい人も同伴だったのか……」

紗代子「スマホは、山では通じないと思って電源をきっていたんですけど」

麗花「あ、紗代子ちゃん言わなかったっけ? 山でもけっこう電波通じるんだよ?」

紗代子「そうなんですか!? あの、プロデューサー本当に申し訳ありませんでした!!」


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