158: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 14:35:55.16 ID:ZRhpxi3E0
一瞬、紗代子はハッとすると進む先、頭上の女体山を見上げた。
紗代子「プロ……デューサー?」
麗花「紗代子ちゃん? どうしたの?」
紗代子「今……呼ばれたような気が……したんですけど」
麗花「ふむふむ。あ、紗代子ちゃんのプロデューサーさんは、私のプロデューサーさんとは違うんだっけ。それって紗代子ちゃんのプロデューサーさんのことだよね?」
紗代子「はい……でも今、私のプロデューサーは」
麗花「海外に行ってるんだっけ? いいな〜どこの国かな〜? 北京? ベルリン? ダブリン? バビロニア〜♪」
紗代子「そういえば、どこの国なのかな? 私、聞いたことなかったです」
麗花「でもでも、紗代子ちゃんが声を聞いたなら、日本に戻ってきているかも知れないよ」
紗代子「え?」
麗花「山って、不思議だよ。普段はないような感覚が、ぶわあーってぶつかつてきたりするんだ」
紗代子「それって、自然の中にいるから……ですか?」
麗花「どうなのかな〜? でも、そうかも知れないよね」
紗代子「プロデューサー。もし本当に帰国しているのなら、会いたいな……」
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