長富蓮実「その名は、ハスラー♪」
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59: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 14:08:34.83 ID:G9OiTGlK0
 取材らしき人もいることはいる。とは言ってもカメラだけを抱えた人が1人だけ。

蓮実「じゃあ……行ってきます」

P「ああ。ここで見ている」

 蓮実は笑顔で頷くと、みかん箱へと向かって行った。

蓮実「みなさん、初めまして。長富蓮実です。今日は私の、最初の舞台へようこそ。がんばって歌いますので、声援よろし……」

 一瞬、機材のトラブルかと思った。
 蓮実の声が途切れる。
 しかしトラブルではなかった。
 見ればみかん箱の上の蓮実が、驚きに固まっている。

P「なんだ? なにがあった!?」

 蓮実の視線は、客席に座った1人の女性に注がれている。
 ここからではよく見えないが、大きな帽子にサングラスをかけているようだ。

P「誰だ?」

 俺がつぶやくと同時に、ようやく弾かれたように、蓮実が動き出す。


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