34:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 02:07:30.17 ID:2DOLTqfo0
ぱんだ壮 吉田家前
桃「結局小倉は見つからなかった……ミカンはいなくなったっと思ったら路地裏で居眠りしてるし」
シャミ子「ミカンさん、きちんと帰れたでしょうか……」
桃「大丈夫でしょ。さて、ようやくシャミ子の家に着いたね」
シャミ子「今更ですけど、桃。わざわざ私の家までこなくても……元に戻ったってごせんぞへ報告するのは私がしておきますよ?」
桃「リリスさんはどうでもいいけど、良ちゃんは安心させてあげたいから……」
シャミ子「またそういう……はい、鍵が開きました――生臭っ!」
ごせん像「クチャイクチャイクチャイクチャイクチャイ......」
シャミ子「ああ! ごせんぞが大量の鰯に埋もれてる! これミカンさんの呪いですか?」
桃「どうやら学校に来る前、この近くを通ったらしいね。ミカンは魔力を辿るの得意だし、それで私を探そうとしたのかも」
シャミ子「冷静に分析してる場合ですか! ご、ごせんぞ、大丈夫です?」
ごせん像「う、うう……そこにおるのか、シャミ子……いや、いまは桃だったか……」
シャミ子「いやあの、実はもう元に……」
ごせん像「頼む、役に立つから置いてけぼりはやめてくれぇ……暇だし病むし何故か鰯が降ってくるのだぁ……」
ごせん像「余、頑張って思い出したぞ……入れ替わりの原因と、元に戻る方法」
シャミ子「いえ、ですから」
ごせん像「今回の現象はな、そもそもおぬしら二人の仲が良すぎるのが原因なのだ……」
シャミ子・桃「へ?」
ごせん像「仲が良すぎて、互いにずっと一緒にいたいという欲求が高まった上で未熟な夢魔が能力を使うと……精神が混線するのだ……」
ごせん像「余が覚えてないのも当然のこと……理由が馬鹿馬鹿しい上に、互いに想いあっておらんと入れ替われんから戦術としては全く使えんし……」
ごせん像「あ、戻るのは簡単だぞ。互いに満足するまで一緒に居ればよいだけだ」
ごせん像「その辺へ遊びに出かけたりするなり何なり、適当にイベント消化すれば1時間もせず元に戻るであろう」
シャミ子「……」
桃「……」
ごせん像「つまり、お前と桃はあっちっち――ん? どうした、桃。いや、今はシャミ子か。余をそんな風に掴んで――」
桃「……ふんっ!」 ブンッ
ごせん像「頑張ったのに――!?」 ヒューン
シャミ子「ご、ごせんぞぉーーーーー!」
頑張れシャミ子! 能力をきちんと使いこなせるようになるんだ!
それと桃さん、照れ隠しにリリスさんを投げるのは良くないぞ!
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