94:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 18:03:07.85 ID:12PeC/pS0
「そうですか。どうもありがとう。たったいま益子さんから連絡がありました。
祥太くんとお二人のDNA鑑定を行った結果、親子関係を示す血縁反応は出なかったそうです。
皮肉ですねぇ。血の繋がりなど関係ないと言っていたあなたたちがその血の繋がりによって過去の過ちを暴かれてしまうとは…」
右京の皮肉とも取れる発言にそれまで平然としていた信代はまるで殺意を込めた視線で睨みつけた。
そんな信代のことなどお構いなしに右京は事件の追求を続けた。
「こうなると問題は唯一つ、祥太くんは何処で誘拐されたかです。そういえば治さん、あなたは千葉で車上荒らしを行っていたそうですね。」
その追求を受けて治は思わずビクッと身震いしてしまう。どうやら確信を突かれたようだ。
そこへ部屋のドアをバタンッと荒々しく開けながら冠城が姿を現した。
114Res/106.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20