79:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 11:40:28.20 ID:12PeC/pS0
「こんな夜にどちらへお出かけですか。」
そこへ現れたのは右京と冠城だ。
既に二人と面識のある治は単なるスーパーの店員がやってきただけだと思わず安堵した。
「お父さん、ずっと連絡していたんですよ。何で来てくれなかったんですか。」
「あ…その…ちょっと用事があって…これから出かけなきゃならなくて…」
「その用事とは実の子を見捨てなければならないほどのことなのですか。」
「いや…だから…」
治の返答はどうにも要領の得ないあやふやな発言ばかりだ。これでは話にならない。
そんな右京たちに代わってもう二人ほど姿を現した。伊丹と芹沢だ。
「オイ…嘘だろ…この子…北条じゅりちゃんじゃねえか…」
「間違いないっすよ。公開写真とそっくりだ!」
明らかな刑事風な伊丹と芹沢が現れた瞬間、治と信代はまるで血の気が引いたかのように真っ青な顔になった。
この状況で何故警察が現れたのか?そんな疑問しか頭になかった。
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