57:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 10:38:11.54 ID:12PeC/pS0
「あれ?この前のスーパーの人じゃないっすか。何か用?」
祥太の両親だ。だが二人の衣服は明らかに乱れた様子。
この様子を見てすぐに察した。二人は真っ昼間から行為に及んでいたと…
「ねえ…どうかしたの…?」
そこへ先程冠城が外へと出した子供たちがひょっこりと姿を現した。
さすがに子供たちの前でこんなことを咎めるわけにもいかない。
そう判断した冠城は単に子供たちを送り届けただけだと言ってその場を後にした。
本来なら子供たちの行為を咎めたいところだが…
それにしてもあの夫婦は昼間から仕事もせずに何をやっているのだろうか。
夫の治はともかくとして母親は確かパートの仕事があるはずだ。
それなのに仕事をサボって昼間から情事に耽るとは…
そう思うとつい苛立ちだけが募っていた。
「…」
そんな時、ふと周囲を見回すと一人の女性が柴田家をジロジロと眺めていた。
一体どうしたのかと声をかけてみた。
「失礼ですがどうしましたか?」
「アンタこの家の人と知り合いなの?」
「…知り合いといえばそうかもしれませんが…」
「実は私…この家の柴田信代さんと同じ職場で働いていたんだけど…」
どうやらこの女性、母親の信代と同僚らしい。そして冠城は意外な事実を聞かされた。
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