56:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 10:28:05.69 ID:12PeC/pS0
「ごめんください。誰かいませんか!」
その後、冠城は子供たちを連れて柴田家を訪れた。
駄菓子屋での一件は店主が子供たちにお菓子を上げたというのだから罪に問うことは出来ない。
だからといってこのままで終わらせていいはずがない。
とにかく直接親に文句を言わなければ気が収まらない。その思いからこうしてリスクを犯すのを覚悟で乗り込んだのだが…
何度呼びかけても返事がない。だが玄関には大人の履物が置いてある。
誰かが家にいるのは間違いない。
「あ…う…ぅ…ん…」
何やら微かな声が聞こえてきた。これは…喘ぎ声だ。
まさかと思った冠城はすぐさま子供たちを外へと出してもう一度大声でごめんくださいと叫んだ。
するとすぐさま奥からドタバタと物音がして慌てて二人の男女が姿を現した。
114Res/106.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20