49:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 10:00:30.58 ID:12PeC/pS0
「おや…あれは…?」
建設会社を後にした右京は偶然にもある人物を見つけた。
それは柴田家の祖母だ。夏の暑い昼間の時間帯に何処かへ出掛けようとしていた。
すぐにその後を付けるべく尾行を開始。車や自転車も使わずに徒歩でのみ移動をする祖母。
この炎天下の日照りだ。あのような老女がこんな日中歩き通しでは熱中症になる恐れがあるはずだ。
それなのに祖母は何処へ行くというのか?それから数分後、ある場所へとたどり着いた。
その場所はとある一軒家。しっかりとした家作りで柴田家のようなボロ家とは大違いだ。
しかし問題は建物の外観などではない。右京はこの家のある部分に注目していた。
それは表札、その表札には柴田という苗字が記されていた。
「お邪魔するよ。」
祖母がインターホンを鳴らすと玄関から中年の夫婦が現れて家の中へと招かれた。
それから一時間近くが経過したのだろうか。 祖母が家から出てきた。
そんな祖母だが帰り際に夫婦からある封筒を渡されていた。
その封筒の中身を見て祖母はご満悦な様子ですぐにこの家を立ち去った。
今のやりとりはどういうことなのか?気になった右京はすぐにこの夫妻を尋ねた。
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