107:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 18:15:21.93 ID:12PeC/pS0
「…じゃあ二人は…」
「ええ、彼らは罪を認めました。これより刑務所で長い間服役することになりでしょう。」
後日、右京と冠城は祥太とじゅりを連れてある場所へと向かっていた。
ちなみにだが事件の真相が暴かれた後でまた事態は騒然となった。
北条夫妻は二ヶ月間も子供を放置した件が明らかとなりじゅりは保護された。
祥太もまた実の親が明かされたが十年にパチンコ屋で子供を放置した件を問われたことで親権を放棄。
そのため現在二人は同じ施設で過ごしていた。
「ねえ…何で二人が親じゃないって…わかったの…」
「それは祥太くんキミのおかげですよ。
キミはあの二人のことをお父さんお母さんと一度も呼んでいなかった。だからもしやと思いましてね…」
そのことを知らされて祥太は思わず苦笑いを浮かべていた。
実は祥太だが以前から二人が本当の親でないことに気づいていた。
だから普段は『おじさん』『おばさん』と呼んで過ごしていたらしい。
二人には父ちゃん母ちゃんと読んでもらいたかったそうだがそれには何故か抵抗を感じていた。
そのことが事件を暴かれるきっかけになったのだからなんとも皮肉な話だ。
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