21: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 00:37:53.55 ID:nY0iWbpOO
「プロデューサーさん! 悠貴ちゃん!」
「美穂! 無事だったんだな」
「はいっ。朝起きたら外がすごいことになってて、寮の子もほとんどいなくなってたんです……私、もう何がなんだか分からなくなっちゃって」
「無理もないよ。俺だって意味不明すぎて混乱しそうだ」
美穂と話しているとぞろぞろと無事だったみんながやってきた。島村卯月と五十嵐響子、藤原肇、そして。
「みんな事務所に来ていたんですね……良かった、他にも人がいて」
「ね、ねぇこれどうなってるの? 意味がわかんないんだけど」
「俺だって訳がわからないよ……」
事務所に来る途中で見かけた狼煙の元に走って行った亜季が拾ってきた高森藍子と北条加蓮。
「美穂ちゃん、他のみんなは……?」
「ううん、わからないの。多分寮にいたのは私と卯月ちゃんと響子ちゃんと肇ちゃんだけだと思う」
「卯月ちゃんも?」
藍子に聞かれて俺も違和感を覚える。響子と肇は地方から上京して寮暮しだから分かるけど、卯月は実家暮らしなのにどうして寮に。
「昨日響子ちゃんのお部屋に泊まってたんです。日付が変わったら美穂ちゃんのお誕生日を祝おうって思ってこっそり隠れてたんですけど」
「もしかして日付が変わるくらいで急に眠くなった?」
「はい! プロデューサーさんもなんですか?」
「同じだよ。いきなり電源が切れたみたいに眠くなった。他のみんなはどう?」
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