女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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68: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:59:02.95 ID:QNmU56sQ0
男「……やっぱり一緒に出かけたり……」
女「……お出かけ」
男「手をつないだり……」
69: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:59:59.68 ID:QNmU56sQ0
女「男さん」
男「は、はい!?」
女「抱き合う行為も、入りますか」
70: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 01:01:05.93 ID:QNmU56sQ0
女「私は、まだ一度もしたことがありません」
彼女は音も立てず、自分の唇を指でなぞって、
女「キス……」
71: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 01:01:49.19 ID:QNmU56sQ0
ここまで。また後日
72: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:46:02.98 ID:P+1gm2Gp0
そして日付が変わって金曜日。今年最後の授業日だ。
今日が終われば、明日から冬休みになる。
いつもの時間に登校して、教室の扉を開ける。
73: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:46:43.06 ID:P+1gm2Gp0
彼女の精一杯のジョークに、まんまとやられつつ、僕はいつも通りストーブをつけた。
男「明日から冬休みだね」
女「そうですね」
74: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:49:17.34 ID:P+1gm2Gp0
男「クリスマスパーティー? ああ、生徒会主催の?」
女「はい」
男「うん。参加するつもりだよ。去年も楽しかったし」
75: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:49:46.47 ID:P+1gm2Gp0
女「それと」
ゴソゴソと彼女が自分のポケットを探る。
男「?」
76: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:52:13.91 ID:P+1gm2Gp0
男「これは?」
女「父から、映画のチケットをもらったのです」
男「ああ、映画関係で働いてるお父さん」
77: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:54:35.58 ID:P+1gm2Gp0
女「……映画、観たいとおっしゃっていたので」
男「あ、ああ」
女「なので」
78: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/23(月) 22:57:13.42 ID:P+1gm2Gp0
女「……」
男「……」
女「嫌、ですか」
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