女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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28: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:56:47.40 ID:8bowcbh90
男「断る理由なんてないよ」
女「そうなのですか」
男「うん。別に一緒に帰る人もいないし」
29: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:57:47.81 ID:8bowcbh90
男「あ、ほら」
女「……驚きです」
彼女は口を手で押さえて、しばらくの間硬直した。
30: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:58:28.12 ID:8bowcbh90
男「うー寒いなぁ」
女「はい」
男「夜になると余計冷え込んで、困るなぁ」
31: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:59:32.74 ID:8bowcbh90
女「それは」
口を噤んで、息を吐いた。
男「うん」
32: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 22:00:04.87 ID:8bowcbh90
女「……それに」
彼女はまた言葉を紡ぐ。
女「夏はエアコンをつけてくれました」
33: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 22:00:47.88 ID:8bowcbh90
つづきます。それでは。
34:名無しNIPPER[sage]
2019/12/14(土) 05:21:07.86 ID:lbbCZ0TDo
良き
35: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/15(日) 22:51:19.22 ID:oirh8cVe0
女「……」
男「……」
沈黙が続く。
36: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/15(日) 22:55:29.35 ID:oirh8cVe0
サラリと、感情のないアンドロイドのような顔でそう質問した。
女「私、人を好きになるのが初めてで」
もはや。
37: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/15(日) 22:56:23.65 ID:oirh8cVe0
男「ちょっと待って」
女「はい」
男「そ、その好きな人って」
38: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/15(日) 22:57:00.11 ID:oirh8cVe0
男「う、うーん……」
とにかく、この状況をどうすればいいのか、僕は迷った。
女「……」
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