女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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116: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:43:54.72 ID:sdzGPrfY0
そして、クリスマスパーティー当日。

僕は寒さを見込んで、厚めのコートを着て出かけた。

クリスマスパーティーには特にドレスコードというものはない。
以下略 AAS



117: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:44:37.67 ID:sdzGPrfY0
このクリスマスパーティーは生徒会有志であっても、文化部が気合を入れている行事だ。

春頃に学祭をやってしまうこともあって、手持ち無沙汰になっているのだろう。

クリスマスらしい色彩の入場門が作られ、校内はきらびやかなイルミネーションで輝く。
以下略 AAS



118: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:45:27.79 ID:sdzGPrfY0
学校に到着すると、すでに校内はざわついていた。

今年は出店もあるらしく、去年以上に盛況している。

男(さて、と)
以下略 AAS



119: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:48:33.36 ID:sdzGPrfY0
周りの生徒に注目されてしまって、恥ずかしい。

女「ごめんなさい、急に声をかけてしまって」

男「ううん、こっちこそ驚いてごめん」
以下略 AAS



120: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:54:42.69 ID:sdzGPrfY0
彼女の佇まいは、先日の服装よりもカジュアルに近かった。

制服によせつつ色味はクリスマスらしく赤みのあるPコートに纏っていた。

チェック柄のストールをゆったりと首元に巻いて、手は可愛らしいミトンをはめていた。
以下略 AAS



121: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:03:40.54 ID:sdzGPrfY0
女「私もです。良ければ一緒に回りませんか」

男「うん、いいよ」

僕の返事を聞いて、彼女はストールを首から外した。
以下略 AAS



122: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:08:10.97 ID:sdzGPrfY0
校庭は既にたくさんの人だかりができていた。

中央には大きなクリスマスツリーがそびえ立ち、煌びやかな装飾が施されていた。

男「うわー今年も大きいね」
以下略 AAS



123: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:08:38.53 ID:sdzGPrfY0
クリスマスでありつつ、終わればすぐに年末ムードになることにちなんだ企画のようだ。

生徒参加型で、来年の抱負をステージに立って言うという至ってシンプルなもの。

去年僕は観ていないので、しっかり把握しているわけではないけれど。
以下略 AAS



124: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:09:04.40 ID:sdzGPrfY0
女「男さん」

男「ん、なに?」

女「いえ、なんでもないです」
以下略 AAS



125: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:17:31.86 ID:sdzGPrfY0
周辺を歩くと、本当にこの学校の生徒数の多さに驚かされる。

パーティーは生徒と教師以外は参加できないから、ここにいる人たちは皆、学校に直接関係がある人間しかいない。

もちろん、出店している人たちは部外者だけれど、それはごく一部だ。
以下略 AAS



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