女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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114: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:31:37.71 ID:kfdrueWW0
男「そ、そっか。うん。じゃあ次はクリスマスパーティーだね」
女「はい。それでは」
男「うん。バイバイ」
115: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:39:44.22 ID:kfdrueWW0
ここまで。つづきます
116: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:43:54.72 ID:sdzGPrfY0
そして、クリスマスパーティー当日。
僕は寒さを見込んで、厚めのコートを着て出かけた。
クリスマスパーティーには特にドレスコードというものはない。
117: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:44:37.67 ID:sdzGPrfY0
このクリスマスパーティーは生徒会有志であっても、文化部が気合を入れている行事だ。
春頃に学祭をやってしまうこともあって、手持ち無沙汰になっているのだろう。
クリスマスらしい色彩の入場門が作られ、校内はきらびやかなイルミネーションで輝く。
118: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:45:27.79 ID:sdzGPrfY0
学校に到着すると、すでに校内はざわついていた。
今年は出店もあるらしく、去年以上に盛況している。
男(さて、と)
119: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:48:33.36 ID:sdzGPrfY0
周りの生徒に注目されてしまって、恥ずかしい。
女「ごめんなさい、急に声をかけてしまって」
男「ううん、こっちこそ驚いてごめん」
120: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:54:42.69 ID:sdzGPrfY0
彼女の佇まいは、先日の服装よりもカジュアルに近かった。
制服によせつつ色味はクリスマスらしく赤みのあるPコートに纏っていた。
チェック柄のストールをゆったりと首元に巻いて、手は可愛らしいミトンをはめていた。
121: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:03:40.54 ID:sdzGPrfY0
女「私もです。良ければ一緒に回りませんか」
男「うん、いいよ」
僕の返事を聞いて、彼女はストールを首から外した。
122: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:08:10.97 ID:sdzGPrfY0
校庭は既にたくさんの人だかりができていた。
中央には大きなクリスマスツリーがそびえ立ち、煌びやかな装飾が施されていた。
男「うわー今年も大きいね」
123: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 22:08:38.53 ID:sdzGPrfY0
クリスマスでありつつ、終わればすぐに年末ムードになることにちなんだ企画のようだ。
生徒参加型で、来年の抱負をステージに立って言うという至ってシンプルなもの。
去年僕は観ていないので、しっかり把握しているわけではないけれど。
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