ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 23:14:05.82 ID:kNKMPaOnO
「ただいま帰りました、お父様!」
「おお……よくぞ戻ってきた、我が娘よ」
ハリーと離れたくなくて、冬季休暇の際にも実家に帰省しなかったドラ子は、ほとんど丸々1年ぶりにマルフォイ家の屋敷へと帰ってきた。
それを首を長くして待っていたのは父のルシウスであった。1年ぶりの再会に目を潤ませる。
「見ろ、ナルシッサ。こんなに背が伸びて」
「大きくなったわね。おかえりなさい」
「はい! ただいま帰りました、お母様!」
ドラ子はすくすく成長していた。背が伸びた。
来年度にはローブを新調する必要がある程。
伸びた身長も相まって大人っぽくなった。
「もうすっかり立派なレディになったわね」
「本当ですか、お母様!?」
ナルシッサにレディと言われて、目を輝かせる娘を見て、母として何やら察したらしく。
「あらあら、もしかして恋をしたのかしら?」
「なぬっ!?」
全くの寝耳に水であり、完全に想定外の展開についていけず、ルシウスは激しく取り乱した。
「そ、そそ、それは本当か!?」
「恋だなんて……お母様ったら、もう……」
「なんだその反応は!? どういうことだ!?」
「お話は食事をしながらゆっくり聞かせてね」
「はい! いただきまーす!」
「そんな馬鹿な……私のドラ子が恋など……」
「あなた、お料理が冷めてしまいますよ」
ホグワーツに入学した愛娘が恋をして、その相手が例の生き残った男の子であると知ったルシウスは、かつての主君より賜った白紙の日記帳を用いて、娘を誑かした小僧に次代の王たる資格があるのかどうかを試してやろうと、密かに決意したのだった。
【ハリー・ポッターと白銀のプリンセス】
FIN
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