ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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38:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:32:43.62 ID:kNKMPaOnO
「静まれぇええええええええいっ!!!!」

恐慌状態に陥った生徒を鎮めたのはダンブルドア校長の一喝であり、事態の収束を図った。

「マダム・ポンフリー先生」
「は、はい、なんでしょう?」
「クィレル先生を診てやってくれんかの」
「わ、わかりました」

トロールが地下室に侵入したことを報せたのは、闇の魔術に対する防衛術の担当教師であるクィリナス・クィレル教授であり、取り乱した彼はあまりの恐怖にその場で失神していた。
校医であるマダム・ポンフリーに彼の介抱を任せ、ダンブルドアは次なる指示を出した。

「先生方はわしと共に地下室に。監督生は生徒達を安全に寮まで連れて行くように。よいか、事態が収まるまで、誰一人として例外なく……」

まるで彼ひとりに向けたかのように、校長はブルーの瞳でハリーを見つめて、釘を刺した。

「寮から出さんように」
「わかりました」

グリフィンドールの寮監で、また副校長でもあるミネルバ・マグゴナガル教授が先頭に立ち、地下室へと向かい、監督生は生徒を引率した。

「アーガス! アーガスはおるか!」
「は、はい、校長。ここに……」
「4階の様子を見に行ってはくれんかの?」
「はい……わかりました」

この非常事態に魔法の使えないスクイブである用務員のアーガス・フィルチにまでわざわざ指示出して、一体何を確認させる必要があるのか、ハリーとドラ子はわからず、首を傾げた。


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