ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:18:53.17 ID:kNKMPaOnO
「また失敗しちゃったよ……」
「誰にでも失敗はあるわ。元気出して!」

その失敗がよもや自分のせいとはつゆ知らず、健気に励まされてしまっては文句のひとつも口にすることが出来ず、ハリーは黒こげになった鍋をたわしで洗おうとして教授に止められた。

「待て、ポッター」
「先生……失敗してごめんなさい」

またこっ酷く怒られるのだろうと身構えていると、スネイプ教授は何やら魔法薬を掲げて。

「ポッター、お前に魔法を見せてやろう」

ポタリと一雫、鍋にその薬液を垂らすとあれだけ真っ黒だった鍋の中身が透明に透き通った。

「……すごい」

まさに魔法だと思っていると、教授は告げた。

「結果を得る過程において、たとえどんなミスをしたとしても、それは必ずしも失敗であるとは限らない。全ては成功へと至る過程なのだ」

この頃にはもう、スネイプ教授への嫌悪感はなく、ハリーは心から尊敬の念を抱いていた。


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