ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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28:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:11:38.10 ID:kNKMPaOnO
「スネイプ先生」
「なんだ、ポッター。まだ居たのか」

うんざりした表情を浮かべているが、スネイプ教授はまるで待ち構えていたかのようだった。

「先程の質問の件なのですが」
「質問には既に答えた筈だが?」
「もう少し具体的にお聞かせください」

この時点で、ハリーはスネイプ教授について探ろうとはもはや思っておらず、純粋な好奇心で魔法薬学の権威が教科書を執筆しない理由が気になっており、ドラ子も同様であった。

「吾輩はお前に、物事の考え方を教えた筈だ」
「先生は僕に自分の頭で考えろと仰りました」
「左様。具体的に言うと、そういうことだ」

そう言われてもいまいちピンとこないハリーとは対照的に、ドラ子は何か気づいたらしく。

「だから教授には教科書が書けないのですね」
「ドラ子、それはどういう意味だい?」
「あらゆる魔法薬の調合法を網羅している教授には生徒を育てる為の教科書は書けないのよ」
「ごめん、やっぱりわからない」

ドラ子は非常にわかりやすく解説したのだが、ハリーは鈍いのでちんぷんかんぷんだった。
そんな不出来な生徒をスネイプ教授は叱った。


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