ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:58:32.12 ID:kNKMPaOnO
「スネイプ教授、ドラ子・マルフォイです」
「……入りたまえ」
ノックして名乗ると、扉がひとりでに開いた。
「ポッターを引き連れて、吾輩に何の用だ?」
「ハリーが謝罪をしたいそうです」
「謝罪だと? 随分と簡単に言うではないか」
ドラ子に続いて入ってきたハリーの姿を見て、スネイプはさも不機嫌そうに鼻を鳴らした。
要件は謝罪だと告げると、益々胡散臭そうに。
「ポッター、貴様は昔からそうだ。いい加減で目立ちたがり屋で、目障りな存在のままだな」
思わず漏れたスネイプ教授の怨嗟にハリーとドラ子は揃って首を傾げた。昔とはなんだろう。
「スネイプ教授、詳しく聞かせて頂いても?」
「ポッター、吾輩を見るな」
「何故ですか?」
「その目が……気に入らないからだ」
本当は、嫌いと言うつもりだったのだろう。
けれど、スネイプ教授には、言えなかった。
ハリーとドラ子はやはり何かあると思った。
「もしかして両親を知っているのですか?」
「トリカブトを口に突っ込まれたいのか?」
踏み込むとスネイプは露骨に嫌がり威嚇した。
どうやら図星らしいと踏み、じっと見つめる。
教授はその視線から逃れようと目を泳がせる。
「スネイプ先生、僕の目を見てください」
「やめろ……吾輩をその目で見るな!」
「先生、大丈夫ですよ。怯えないでください」
「黙れ! 吾輩は怯えてなどいない!」
「では、僕の瞳に何を思うのですか?」
「吾輩は……何も思わない……その資格がない」
スネイプ教授の言動は極めて不可解だった。
けれど、恐れや嫌悪ではない何かを感じた。
それが研究室で得た、唯一の収穫であった。
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