【シャニマス】摩美々「ナッキンコールにありがとー」
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56: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:06:02.87 ID:JiBnuEL3o

「もしもし、摩美々かっ? 今どこだ」


 声を上ずらせながらそう訊ねる。スピーカーから返ってきたのは、彼女ののんびりとした声だった。
以下略 AAS



57: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:06:35.00 ID:JiBnuEL3o

「えー、どれだけ心配だったんですかー」

「そりゃ心配するだろう。勝手にいなくなっちゃ駄目だって……」

以下略 AAS



58: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:07:07.64 ID:JiBnuEL3o


「別に大した話では、ないんですケド」


以下略 AAS



59: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:07:39.74 ID:JiBnuEL3o

「皆ガッカリしただろうな、とかー。何でもっと早くから頑張らなかったんだろう、とかー」


 言葉をポツポツと続ける彼女の声は、どこまでもフラットで。
以下略 AAS



60: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:08:13.73 ID:JiBnuEL3o

 少しずつ摩美々の言葉の合間合間に、ため息が出るようになってきて。

 もしかするとそれは、ため息ではなく、何かを堪えようとしている彼女の懸命な息継ぎだったのかもしれない。

以下略 AAS



61: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:08:45.61 ID:JiBnuEL3o

「なんて……そんなこと、思い始めちゃって」


 摩美々の声は震えていた。
以下略 AAS



62: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:09:17.49 ID:JiBnuEL3o

 自分に才能があると認めたくて。
 人に期待されるに足る、何かがあると確信したくて。

 
以下略 AAS



63: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:09:50.60 ID:JiBnuEL3o

 黙り込んだままの摩美々に言う。


「摩美々。そんなこと気にしなくて良いん──」
以下略 AAS



64: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:10:23.24 ID:JiBnuEL3o


 本当にこの子は……。
 飄々としているように見えて、とても不器用だ。

以下略 AAS



65: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:11:00.74 ID:JiBnuEL3o

「プロデューサーは私に、輝くものがあるって言ってくれるけど」

「もし私の中にあるそれが、本当は偽物の、薄っぺらな紙の月だったら……どうしよう」

以下略 AAS



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