勇者「魔王封印するつもりがミスって殺してしまった。俺はもうダメかもしれない」
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394:名無しNIPPER[saga]
2020/11/08(日) 19:14:53.88 ID:0WLVFLUwO



勇者「ごほん。うん、まぁ、なんだ。俺が封印魔法が下手くそなせいでお前の魔力ごと封印しちまった。それだけは悪いと思ってるよ」

魔法使い「別にいいわよ。もし私が自由に魔法を使えたら、今頃晒し首にしなきゃ収集つかなくなってるところでしょ。今ですら一悶着あったのに」

勇者「当然っちゃ当然だけどな。なにせ魔王だ…」

勇者「まぁその辺りは女王が上手くやってくれた。もう心配しなくてもいいだろ」

僧侶「あの人本当に優秀ですよね。暴走さえしなければ…」

魔法使い「そのお目付役がこれからのあなたのお仕事なんでしょ?がんばれ王様」

勇者「オエッ」

魔法使い「あ、そうなると正妻はやっぱり女王様になるのかしら。ねえねえ勇者、どうなの?」

勇者「ゲロッ」

僧侶「…言っておきますけど、籍を入れるわけじゃないですからね。あの人はただの補佐官、副王です。魔法使い様もそこを誤解しないように」

魔法使い「はいはい。ごめんってば」

僧侶「そもそもですね、勇者様は一応王国民なわけですから、王国と教国が対等な合併を迎える以上王妃は教国の人間であるべきなんです」

僧侶「確かにあの人は優秀ですし勇者様は政治畑の人間じゃありませんから補佐は必要ですよ?でもまたやらかさないとは限らない以上お目付役との距離が必要以上に近くなるのは避けるべきではないでしょうか」

僧侶「それに政治の補佐であれば私もできます。あの人よりは劣るかもしれませんけど見方を変えれば王を傀儡にする危険性が低いとも言えますしなにより両国のバランスを考えれば王妃とするべきはやはり」

魔法使い「あー、うん。うんそうね。ところで僧侶」

僧侶「はい?」

魔法使い「勇者ならとっくに逃げたわよ」

僧侶「…あ、あ!?勇者様!?」


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