高坂京介「私の弟がこんなに可愛いわけがない?」五更瑠璃「所謂性転換モノよ」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/03(火) 23:59:58.93 ID:Pm5HLfMGO
『なら、半分こしよう』
『は、半分こって、何を……?』
『便器に決まってんだろ?』

んなこともわかんねーのか? みたいな。
そんな風に弟に嘲笑われて、カチンときた。
何よ、中坊の癖に。オネショタ好きの癖に。

姉のプライドを刺激され後に引けなくなった。

『姉ちゃん、尻デカすぎ』
『う、うっさい! 黙れ! 気にしてんだから!』

とまあ、そんなこんなで姉弟は尻を突きつけあって、便器を半分ずつシェアすることに。

『ほんとにあんたは昔から忙しないんだから』
『仕方ないだろ。腹が痛かったんだから』
『どうせ拾い食いでもしたんでしょ?』
『いやたぶん姉ちゃんが作った昼飯のせいだ』

言われて姉のこめかみに冷や汗が流れた。
今日は両親が不在なので、昼は自分が作った。
少々焦げたり、調味料を間違ったけれど。
特に不満を言われなかったので安心していた。

『何よ今更……残さず食べたじゃないの』
『そりゃ食うだろ。残すわけないっての』
『でもお腹壊すくらい不味かったんでしょ?』
『うん。すげー不味かった』

やっぱそうかー塩と砂糖間違えたもんな、と。
はっきり不味かったと言われてしょぼくれる姉に、背中合わせの弟は再びはっきりと告げた。

『でも食うよ。どんなに不味くても残さずに』

トイレに響く真摯な弟の声音にドキッとして。
思わぬ不意打ちを受けた姉は、頬に手を当て。
すっかり火照った身体を必死に落ち着かせた。


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