125: ◆rDMPFYnrzE[saga]
2019/12/04(水) 19:11:49.59 ID:/pT5YGo8o
―― 指揮官宅 ――
指揮官(ここが軍によって俺に与えられた家……の筈だが)
指揮官(荷物は確かに届いているように見える)
指揮官(だが何故だ? ここに来るまでに誰一人として遭遇しなかった)
指揮官(幾ら何でも無人島という筈がない。何故だ。何故……)
「ようこそいらっしゃいました、御主人様」
指揮官(聞き覚えのある声が、背後からする)
指揮官(だがそれは本来、ここで聞くことは有り得ない筈の声だ)
指揮官(嫌な予感に体が凍りついて、動かすことが出来ない)
「今回は母港から直接お送りするという形でしたので、航行先を割り出すのは容易でした」
「故に先回りすることも可能だったという事です。驚かせてしまい申し訳ありません」
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