120: ◆rDMPFYnrzE[saga]
2019/12/04(水) 19:09:34.09 ID:/pT5YGo8o
指揮官「例えそれが報われない想いかも知れないとしてもか?」
エンプラ「元指揮官……いや、敢えてこう呼ぼう。指揮官」
エンプラ「私達は確かに悩みもする。苦しみも悲しみもする。時には涙も流すだろう」
エンプラ「それでも私達が力を振るうことが出来るのは、そこに願いがあるからだ」
指揮官「願い……?」
エンプラ「明日は良い日でありますように。少しでも幸せでありますように」
エンプラ「そんな小さな願いを、普段の生活から僅かでも感じ取る事がある」
エンプラ「その度に思うんだ。この暖かな日々を守るためなら、例えこの体がいくら傷ついても構わないだろうと」
指揮官「…………」
エンプラ「私達の力は強大だ。ただ命令を遂行するだけの人形であれば、徒に戦禍を広げることにも躊躇いはしなかっただろう」
エンプラ「だから私達は心に委ねるんだ。己の力の矛先を、決して過たないように」
エンプラ「――守りたいものの為に、力を振るえるように」
142Res/98.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20