環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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4: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 14:24:00.50 ID:5yCClcPC0

十七夜「なんとか会話で戦わないよう持っていけないだろうか。以前、自分は自分のコピーをそれで無力化させたことがあるぞ」

いろは「あっ、それじゃあ私が話してみます!」

十七夜「その桜子君は妙に環君に執着しているからな。分かった、環君に任せよう」


桜子?「 |いろは・・・| 」

いろは「ええと、桜子ちゃん・・・だよね? 桜子ちゃんは私たちの敵なの?」

桜子?「 |私はいろはの側にいたいだけ。それを邪魔するのは敵| 」

いろは「それじゃあ、私の側に居ていいから。みんなのことを傷付けないって約束して」

桜子?「 |いろはがそう望むなら約束する| 」

いろは「うん。約束だよ」


やちよ「うん? これで解決? なんかずいぶんあっさりね・・・」

いろは「あ、あのっ! この桜子ちゃんひどく傷付いていてかわいそうだから、治癒魔法をかけてもいいでしょうか?」

フェリシア「何言ってんだよいろは! そいつは桜子じゃなくて、鏡の魔女の使い魔だろ!」

灯花「傷付いた状態でもあんなに強い偽物を、治癒するのは危険だと思うよ、お姉さま・・・?」

やちよ「そうね。今は敵じゃないって言ってるけど、いつ裏切るか分からないもの。穏やかな味方のフリをしていきなり攻撃してくるコピーって、今までごまんといたし」

いろは「そうですけど・・・。でも、この桜子ちゃんは偽物って感じがしなくて・・・」

やちよ「そうなの? うーん、どうしたものかしら・・・・」

灯花「なーに、お姉さま、まだわたくしたちと一緒にいた桜子の方が偽物だって言いたいの?」

いろは「そういうわけじゃないんだけど・・・」

十七夜「ならばこの桜子君が本物かどうかを、自分が読心して確かめてみよう」ジーッ

桜子?「 |・・・・・・・| 」

十七夜「むっ・・・。これは・・・・」

やちよ「何か分かった?」

十七夜「う、うむ・・・。分かった・・・」

やちよ「やっぱり偽物だった?」

十七夜「いや。本物だ」

やちよ「えっ?」

十七夜「すまないが自分はそろそろバイトの時間だ。今日は失礼する」

やちよ「えっ? ちょ、ちょっと」

十七夜「七海、そこの狂犬を少しの間借りていいか?」

やちよ「あ、う、うん。いいけど・・・」

フェリシア「なんだよー。オレ、メイドなんてやりたくねーぞ」

十七夜「いいから来い」グイッ スタスタ

フェリシア「うあ!? 引っ張んなって!」





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