環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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23: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 15:15:51.45 ID:5yCClcPC0
桜子[コピー]「 |他にもいろんなものが入ってる| 」
いろは「うん。こっちの巾着は、お正月にお母さんからもらった物なんだよ。中にはね、手作りの髪飾りが入ってるの。これをもらったときは内緒だったからびっくりしちゃった」
いろは「こっちの写真は最近撮った物だよ。やちよさんとモデル仕事したときの写真。姉妹っぽくなって雑誌には使われなかったけど、私とやちよさんが、お互いに気に掛け合っていることを気付かせてくれたきっかけになった写真。私の大切な写真」
いろは「やちよさんとの思い出といえば、この縁結びのお守りも懐かしい。やちよさんと出会ってすぐの頃、一緒に口寄せ神社について調べて、辿り着いた先の神社でお互いの想いを伝えあったの。あの時は恥ずかしかったなあ」
いろは「あっ、このおみくじの事は桜子ちゃん覚えてる?」
桜子[コピー]「 |うん、覚えている。4人揃って初めて水名神社に行ったとき、絵馬に願い事を書こうと思ったけど、初穂料が高くて奉納できなかった。代わりにそのおみくじの裏に願い事を書いた| 」
いろは「そうそう。それでその後、星屑タイムビューワのウワサに、そのお願い事が叶った未来を見せてもらったんだよね」
桜子[コピー]「 |うん| 」
いろは「ふふっ。私ね、こんなにたくさんの素敵な思い出に囲まれて幸せ。そして今もこうしてみかづき荘で過ごせる日々が幸せ」
いろは「でもね、時々不安になるの。いつか誰かはいなくなるんじゃないかって」
いろは「あっ・・・・。ご、ごめんね。ネガティブなこと言って」
桜子[コピー]「 |・・・・・・| 」
桜子[コピー]「 |ところで、色々な物が入っているだけのこの箱が、どうしてタイムマシンなの?| 」
いろは「ここにある物は、みんなからもらった私の大切な宝物。中身を見るだけで、こうしてその時の記憶が蘇ってくるから、それをまとめたこの宝箱は、私にとって小さなタイムマシンなの」
桜子[コピー]「 |それはタイムマシンとは言わない。タイムマシンとは時間遡行を可能にする装置の事| 」
いろは「あ、う、うん・・・・。実際はそうなんだけどね・・・・」
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