【安価・コンマ】傭兵として生きる part2
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99:名無しNIPPER[saga]
2019/12/23(月) 19:39:53.95 ID:jmnSwFIrO
シャングリラ基地

マリー「お父さーん!」

基地に入るとロビーで待っていたマリーが笑顔でガイル目掛けて走ってきた。

ガイル「おっとと」

マリーはしばらく父親に抱きついた後、イーグル隊へ丁寧な言葉遣いでお礼を述べた。

飯田「俺たちも収穫があったからな、そう礼を言われることでもない」

マリー「たとえそうでも...本当にありがとうございます」

ガイル「さあ、向こうでちょっと待ってなさい」

マリー「はーい」

父親に促されマリーは待合室へ向かった。

ガイル「改めて礼を言おう、ありがとう」

飯田「まあ、な。それよりこれからどうするんだ」

ガイル「元妻が潜伏場所を用意してくれるらしいから暫くそこで娘と大人しくしているよ」

飯田「ヨリを戻すのか?」

ガイル「それは無理だろう。彼女と俺には決定的な差がある。だが...少なくともマリーを悲しませる事はないさ」

飯田「そうか...さあ、早く行ったほうがいいぞ。ここにも奴らのスパイが居ないとは限らない」

ガイル「ああ。ろくに礼もできずにすまない。また落ち着いたら連絡するよ。そうしないとマリーがうるさいだろうからな」

イーグル隊はガイルと握手を交わし、2人を見送った。

シモーヌ 「それで...私達はどうするの?」

飯田「ニューロサンゼルス...そこが次の手掛かりだな」

アリス「あいつの言った事を信用するの?まあ、信用するしかないのは分かるけどさ」

飯田「確かに信憑性は薄い。だが実際ニューロサンゼルスはかなり混乱している上に、超大国やPMC間の思惑も複雑に絡んでいる場所だ。事を起こすにはうってつけだろう」

シモーヌ 「それじゃあひとまず次の目的地はニューロサンゼルスね。今後の方針も決まったことだし私は休むわ」


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