632:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 23:16:06.72 ID:dXT6thxS0
そんな飯田を2人は少し離れたところから見ていた。
シモーヌ「あんなに泣いちゃって」
アリス「まあ、当然でしょう」
シモーヌ「ふーん。...慰めてきたら?」
アリス「えっ!?イヤ、やめとく」
シモーヌ「いいの?その優しさにコロっと落ちるかも知れないのに」
アリス「ばっ...はぁ。いいの。私が晃司に抱いてるのはそんな...恋だとか愛だとか、一言で表せるものじゃない。ただ彼が幸せならそれで...」
シモーヌ「そっかそっか」
彼女はひどくニヤけた顔でアリスを見た。
アリス「何よ?」
シモーヌ「別に?ただ改めて、貴方は人なんだって思っただけ」
アリス「そりゃそう...よ...。え?...もしかして私がアンドロイドってこと...」
シモーヌ「とっくの昔から気付いてたけど?いつ言い出してくれるか楽しみにしてたんだけど、まあもういいわ」
アリス「っ〜!...ほんとシモーヌって意地悪」
シモーヌ「はいはい」
そうして3人は一通り落ち着いた所で再び話を始めた。
飯田「これまで手がかりもなくどうしようもないかと思ったが...ついに奴らの司令部の場所が判明した」
アリス「カエサリオンね」
シモーヌ「正直かなり厄介な場所よね...」
飯田「ああ。おそらく...次が先駆者との最後の戦いになる。だが...一国家に対しこちらはたった3人。勝ち目はかなり、低い。だから──」
シモーヌ「ちょっと。まさかこの期に及んで私達が抜けるとでも?」
アリス「そうよ。ここまでやってきた、仲間を信じてよ」
飯田「...だな。シモーヌ、侵入は?」
シモーヌ「友達がなんとかしてくれるって。勿論装備品もね」
飯田「よし。決行は1週間後だ」
「「了解!!」」
今日はここまで。遂に終わりが近づいてきた!
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