630:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 23:10:55.01 ID:dXT6thxS0
コンマ93 かろうじて助かりそう
リノア「深い...けど大丈夫」
アリス「良かった」
リノア「これが"生きてる"って事かどうかは分からないけど...アリスが無事なら...それでいいや」
アリス「...そっか」
リノア「うん。...さ、早く行った方が良いんじゃない?私は、まあ、何とかするよ」
アリス「...分かった」
飯田「いいのか?」
アリス「ええ。早くここから逃げましょう」
シモーヌ「じゃあ行きましょう」
イーグル隊がその場から去るのを確認すると、リノアは深いため息をついた。
リノア「フィンガー...こんなペシャンコになっちゃって。でも...ある意味幸せかもね。最後まで自分が何者なのか疑いを抱かずに逝けたんだから」
身体中の部品が軋んだ音を立てているのを感じながら彼女は空を仰いだ。
リノア「私達は間違いなくアンドロイドなのに"人間"だなんて...そっちの方が歪だよね?...ハハ、まあいっか、そんなこと」
一方イーグル隊は既に郊外の飛行場まで辿り着いていた。飛行場には既にシモーヌの友人が送った飛行機が到着している。
飯田「これ...C-17か。こんな大型の輸送機まで持ってるなんて流石ブラックマーケットの元締めだな」
シモーヌ「まあね。さあ乗りましょう」
3人が搭乗すると飛行機はすぐに離陸を始めた。
飯田「それで、どこまで行くんだ?」
シモーヌ「さあ?ベラルーシのどこか、としか聞いてないわ」
アリス「ま、詳しいことは教えられなくても仕方ないわ」
飯田「だな...」
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