【安価・コンマ】傭兵として生きる part2
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592:名無しNIPPER[saga]
2020/04/20(月) 22:57:20.61 ID:fRtF6+Tl0
1手伝う

飯田「やるなら手早くだ!」

シモーヌ「ちょっ...はぁ。分かった、私も手伝う」

リノア「本当にいいの〜?だって3人、いや、アリスを殺しにやってきたのに」

アリス「別にいいわ」

リノア「...ふーん」

3人が必死に瓦礫をどかしていると、大きな振動が起きた。

飯田「まずいな...急げ!」

シモーヌ「もう少し...!」

ゴトン

アリス「よしっ!ほら!」

瓦礫をどかし終え、アリスはリノアに手を伸ばす。

リノア「...。どうもね〜」ガシッ

飯田「さあ行くぞ!」

そしてその場から離れようとした時、天井から大きな瓦礫が落ちてきた。

飯田「クソッ!大丈夫か!?」

その瓦礫によって飯田とシモーヌ、アリスとリノアの2グループに分断されてしまった。それだけでなく、さらに大きな振動が建物を揺らしている。

飯田「くっ...。出口で合流だ!」

飯田には不思議とリノアが今すぐアリスを殺すようには思えなかった。

アリス「オーケー!」

リノア「...本当にいいの?今、アリスを殺すかもよ?」

アリス「そう言ってる時点で殺す気ないでしょ」

リノア「まあね。今やっても相打ちになっちゃう。殺るなら味方と合流してからだね〜」

アリス「はいはい、勝手に言ってて。行くわよ」

駆け出したアリスの背中をリノアが追いかける。

リノア「それで、裏切ってまで得た"人間"生活は楽しい?」

アリス「勿論。生きてるって感じられるから。私はあの2人を...イーグル隊を"信用"してるの」

リノア「生きてる...信用...ハハ、さっぱりわかんないや〜」

アリス「そうかしら?意外とアナタも分かってるんじゃない?」

リノア「いんや、分からないよ」

アリス「...そう」


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