361:名無しNIPPER[saga]
2020/03/02(月) 23:29:53.90 ID:3ISwNCn10
シモーヌ「...!」
シモーヌは鬼気迫る表情で倒れたエルリックに歩みを進める。そして彼の頭にハンドガンの狙いを定めた。
シモーヌ「ロシアとフィンランドの紛争の際、1人の女性軍人を殺したわよね?」
シモーヌの顔を近くで見てエルリックは何かに気づいたような表情になった。
エルリック「ハハハハ...。お前、あの時のクソ女の娘か。一眼見て分かったぜ、そっくりだからなぁ」
シモーヌ「っ!」
エルリック「ゲホッ...!まさかその復讐のためにやってきたのか?ハハハハ、そりゃあ傑作だぜぇ!良い事を教えてやるよ!」
シモーヌ「...」
エルリック「俺が爆弾で吹き飛ばした後アイツは体の半身が焼け焦げて酷い状態だった。そんな状態の中、譫言のようにこう呟いてたぜ。シモーヌ...シモーヌ...ってなぁ!俺は優しいからヨォ、とどめを刺す前に遺言を聞いてやったのさ」
シモーヌ「な、何ていってたのよ!」
エルリック「私の死体を吹き飛ばしてくれ、だとさ!」
シモーヌ「な...!?」
エルリック「こんな私の姿を見たら娘はきっと復讐を誓う、そんなことだけはして欲しくないってなぁ!クククク、アーハッハッハッハッ!お前は見事母親の願いを無視したんだよ!お前のやってる事は、お前の、ただの自己満足なんだよ!」
シモーヌ「っ、ウワアァァァァァ!」チャキ
エルリック「ハハハハ!そうだ、俺を殺せ!そうして一生己を呪えぇ!さもないと俺はお前を必ず殺す!必ずだぁ!」
エルリックは上着を脱ぎ捨て、爆弾を括り付けたベストを露わにした。
↓3まで多数決
1シモーヌを止める
2シモーヌを止めない
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