【安価・コンマ】傭兵として生きる part2
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208:名無しNIPPER[saga]
2020/01/26(日) 20:54:29.30 ID:2hD+O8oa0
数十分程進んだ後再びAPCが停車した。

レイ「どうした?」

運転手「それが...女性の民間人が道路にいて進めません」

レイ「どれどれ...?」

レイはハッチを開けて身を乗り出した。

レイ「ふむ...」

飯田「どうだ?」

レイ「まあ待て。...こちらはニューロサンゼルス憲兵局だ。我々は作戦行動中である。それ以上近づくようであれば射殺する」

レイの呼び掛けに女性は答えず、近づいて来た。

女性「お願い、助けて!息子が瓦礫の下敷きに!」

マルバス隊長「どうするんだ?」

レイ「まあ、待て」

レイは近づいてくる女性の足元目掛け発砲した。

女性「ヒッ!...お願いです!たった1人の息子なんです!!」

それでも尚女性はAPCへと歩みを進めた。

アリス「助けたほうがいいんじゃないの?」

レイ「...どうかな」チャキ

バアル隊長「おいおい!」

レイは躊躇する事なく、女性の頭を撃ち抜いた。

マルバス隊長「お前っ...!」

隊長は立ち上がり、レイに殴りかかろうとした。

ウィロー(...レイさんが間違えたことはない。だから私は信じよう、何か理由があってのはず)

ウィロー「落ち着いて下さい」

ウィローに宥められた隊長が座ると同時に、突然女性の体が爆発した。

レイ「やっぱりな。ハナから自爆狙いだったのさ。こういうやり口は嫌というほど経験した」

マルバス隊長「...すまなかった」

レイ「良いんだよ。それよりさっさと進もう」

APC内は静寂に包まれ、エンジン音だけがけたたましく響いた。


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