132:名無しNIPPER[saga]
2020/01/12(日) 21:01:19.86 ID:3ak9hUiL0
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飯田「ならビジネスといこう」
ブラウン「ほう?」
飯田「実はさっきの処刑、録画していたんだ。いくら感染拡大の阻止が目的だとしても、あんな場面が流失したら困るだろ?」
ブラウン「そうですね...一部の潜在的な雇い主にとっては少々刺激が強いかもしれませんね」
飯田「そのデータを消去する代わりに俺たちを見逃せ」
ブラウン「ですが...貴方達を殺して、さらにそのデータも破壊すれば良いだけの話ですよね?」
飯田「そう焦るな。そのデータは一定時間経過すると本部に自動で送信するよう設定した。その解除方法を知ってるのは俺だけだ」
ブラウン「つまり貴方を殺せばデータの流出は止められない、と。フフフ...いいでしょう、契約成立ですね」
飯田「じゃあまずは、全員武装解除だ。勿論俺たちもな」
ブラウン「分かりました。全員所持している武器全てを地面に置け」
カリギュラセキュリティ兵「本当に信用するんですか?」ヒソヒソ
ブラウン「ええ。ビジネスですから。...安心して下さい、嘘だったときは容赦しませんよ」ヒソヒソ
飯田「早くしろ」
ブラウン「ああ、すいません」ポイッ
全員が武装解除したのを確認して、飯田はデータの自動送信の停止方法を教えた。
飯田「これでいい」
ブラウン「ふむ...分かりました。行っていいですよ」
飯田「ああ。じゃあな」
イーグル隊は念の為警戒態勢をとりながらその場から去った。
カリギュラセキュリティ兵「本当に良かったのですか?」
ブラウン「ええ、所詮彼らの証言だけでは何もできませんよ。それに...彼らには使い道がありそうですしね」
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