129:名無しNIPPER[saga]
2020/01/10(金) 19:29:07.12 ID:g14cnPyS0
兵士に促され3人はブラウンの前まで移動した。
ブラウン「これはこれは!貴方達とは随分縁がありますね」
飯田「そのようだな」
アリス「どうしてこんな事を?」
ブラウン「フフフ...」
アリス「何がおかしいのよ!」
ブラウン「ああ、失敬。分かり切ったことを聞いてくるものですからつい。勿論仕事ですよ」
飯田「仕事?」
ブラウン「ええ。ある企業様に依頼されまして。何でもここの地下には貴重な鉱物資源が存在していましてね」
シモーヌ 「もう先が読めたわ...」
ブラウン「まあまあ。そこで地元住民に土地を明け渡すよう十分、丁寧に交渉したのですが受け入れてもらえなかったようで」
飯田「だから殺したと?」
ブラウン「まさか!ただこの地域で疫病が蔓延しているそうで。私達はこれ以上被害を増やさない為に雇われたのです」
シモーヌ 「嘘っぱちね」
ブラウン「まさか、そんな!」
飯田「お前はもう少し分別のある人物だと思っていたよ」
ブラウン「分別?勿論ありますよ。勘違いしないでください、私は博愛主義者でもなんでもありません。それがビジネスになるかどうかが大事なんです」
アリス「ビジネスのためなら無抵抗の人間を殺しても良い訳?」
ブラウン「まあ...一般的な倫理観で言えばダメかもしれませんね。ですが私は私自身の明確な信条に従って生きているんです。その事は誰にも非難する権利はありません」
飯田「それで、俺たちをどうするんだ」
ブラウン「そうですね...私達の仕事は疫病の拡大を防ぐ事です」
シモーヌ 「なら見逃してくれるの?」
ブラウン「ですが、もしかしたら貴方達も感染しているかもしれませんねぇ」
↓3まで多数決
1「ならビジネスといこう」
2「脅しには屈しない、この事は報告させてもらう」
3「お前達全員、殺せば良いだけの話だ」
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