54: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:18:55.23 ID:NBL3UyTw0
秋月「念の為に聞いておきたいんですが、猪って草食ですよね?」
( T)「いや雑食」
熊野「虫や爬虫類、場合によっては小動物も食べますわね」
秋月「……食べられませんよね?」
( T)「あははははは。秋月ちゃんは今まで俺が何をぶっ殺してきたか見てなかったんだなぁ」
熊野「過度な自信は身を滅ぼしますわよ?」
( T)「わーってるよ。深海棲艦に比べりゃまだマシだ。上手く立ち回りゃ問題……ッ!!」
ハンドシグナルで、二人に立ち止まるように伝える。すぐさま口を黙み、その場でピタリと止まった
秋月「……」
熊野「……」
( T)「……いるな」
足下の腐葉土に、五十センチほどの『蹄跡』と、何かを引き摺ったような跡が右手に向かい横断している。まだ新しい
移動の最中、身体を擦ったであろう木の幹には、太い毛もくっ付いている。間違い無いだろう
( T)「行くぞ」
二人が頷くのを確認し、枝葉を踏まないよう慎重に痕跡を辿った
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