35: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:55:06.43 ID:NBL3UyTw0
熊野「あ、あ、あ、あれって!?」
( T)「不死鳥」
秋月「そ、そんなものまで……?」
熊野「た、食べると不老不死になれるんですのよね!?仕留めない手はありませんわ!!」
( T)「やめとけって」
構えた猟銃を手で抑える。どうせ撃っても死なない奴だし
熊野「どうして邪魔しますの!?」
( T)「関わったら無限地獄味わう目に遭う。ぶっ殺してくれる怪異の方がなんぼかまともだ」
秋月「不老不死って、死ねないって事ですもんね……」
秋月の言葉に正気を取り戻したのか。熊野は猟銃を降ろした
手塚先生の漫画にあるように、死ねなくなった人間の末路は想像を絶する地獄だ
( T)「花火だって触れば火傷する。あんなもん遠くで見て良い思い出にするのが一番だ」
熊野「それも……そうですわね。見苦しい所をお見せしました」
秋月「でも……本当に綺麗……」
不死鳥が空に消えると、火の柱もゆっくりと細くなり、そこには何事も無かったかのように穴だけが残る
転生を繰り返すあの存在が、孵化するための巣だ。人気のないここは絶好のポイントなんだろう
( T)「世界ってのは不思議に溢れてんなぁ」
秋月「……」
秋月「世界も司令にだけは言われたくないと思いますけど……」
( T)「俺ってそんな規模のデカい存在???????」
俺は世界規模の筋肉だった
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