74:名無しNIPPER[saga]
2019/11/22(金) 23:39:10.04 ID:QXbKSZYO0
元々、私のソロ曲は用意されていなかった。
お嬢様を差し置いて、一人で先を行くことを良しとしなかった私が、アイツにそう要求したためだ。
故に、与えられる仕事は、ほとんどがグラビアと呼ばれるビジュアル重視の内容がほとんどだった。
ステージに立ったことも何度かあったが、どれも他の誰かのバックダンサーとしてのもの。
今日の出番も、最後にプロジェクトのメンバー全員で歌う『GOIN'!!!』しか予定されていなかった。
つまり、余力という意味でも、私が最も代役として適任ということになる。
さほど労することなく、『Memories』の振付はアーニャさんと通しで確認することができた。
後は、歌詞を間違えずに歌いきるだけだが、これについては、演者向けに表示されるディスプレイがあるらしい。
ステージにて、機材の動作確認をしていたスタッフが、両手で丸印を作った。
先ほどまで大雨に降られていただけに故障が心配されたものの、どうやら問題は無いようだ。
301Res/285.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20