58:名無しNIPPER[saga]
2019/11/22(金) 23:10:34.20 ID:QXbKSZYO0
次は飴食い競争。
ご丁寧に、小麦粉がたっぷり入った大皿をわざわざ用意するという力の入れようだ。
これに、顔を埋めろと?
「うぅぅ……えいっ!」
意を決して、智絵里さんが隣の皿に顔を突っ込んだ。
「早く早く! 千夜ちゃん、アタシもやりたいんだからぁ!」
莉嘉さんが邪な理由で私を急かす。
どうやらやるしかないらしいので、大きく息を吸い込んで飛び込む。
途端、小麦粉が気管に入ったらしく、盛大にむせた。
「!? グエェッホ!! ウェホ、エホッ!!」
「ああぁぁ!! 千夜ちゃん! 千夜ちゃん大丈夫ですか!?」
「ば、バカ殿みたいな顔になってるよ千夜ちゃん!!」
飴食い競争に参加した人は、何故か顔を洗ってはいけないルールが追加された。
私達のチームはまた負けた挙げ句、さらに私は白粉まみれの顔を写真に撮られた。
その後も競技は続く。
ハンカチ落とし、二人三脚――モノマネ対決などというふざけたものもあった。
疲労感に肩を落としつつ、最後の競技は、大縄飛びだ。
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