白雪千夜「足りすぎている」
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164:名無しNIPPER[saga]
2019/11/23(土) 16:37:15.48 ID:1/ZkFkMM0
 見たい。

 ステージの上で、この曲を歌いきり、およそ信じられないくらいキラキラに輝くお嬢様を。
 観客からの大歓声に、満面の笑顔で手を振るお嬢様を。


「私は、どうしたらいい……」



 誰もいない部屋で、一人途方に暮れていると、呼び鈴が鳴った。

「ッ……!?」

 ひょっとして、お嬢様!?
 いや、落ち着け。自分の部屋に入るのにいちいち呼び鈴を鳴らす人がどこにいる。


「チトセちゃーん! チトセちゃーん!」
「フレデリカさん、ちょっと、近所迷惑ですから……!」
「やっぱり出ないよぉ、およよよ……哀れ宮本のフレンチボイスでは掠りもしないのであった。
 んじゃ、ここはフミカちゃんとありすちゃんにバトンタッチ☆ ささ、ノックノックしるぶぷれ〜♪」
「わ、私が、ですか……?」
「文香さん、相手にしなくていいです。
 あとフレデリカさん、私は橘ですっ! 何度言ったら分かるんですか!」
「ワォッ☆ 橘氏、なかなかボイスがビッグデリカだねー♪」



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