白雪千夜「足りすぎている」
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13:名無しNIPPER[saga]
2019/11/22(金) 21:10:39.25 ID:QXbKSZYO0
 一通り家事を終えて自室で休んでいると、時計は夕刻を指そうとしていた。

 おじさまとお嬢様、遅いな――。
 だが、そろそろ夕食の準備をしなくてはならない。

 昨日は魚、今日は――挽肉があったから、ハンバーグにでもするか。
 他のおかずは、サラダと、オニオンスープ――ほうれん草もソテーして、野菜室もさらえてしまおう。
 明日は買い物に出る必要があるな。


 ――むっ。
 冷蔵庫の余りものをまとめて片付けようとしたのが間違いだったか。
 少々、量が多くなってしまった。

 おじさまや私はともかく、お嬢様は小食だ。
 今日の夕餉は、タッパーの出番が多くなることを覚悟する。

 下ごしらえをして、おじさま達をお待ちする準備が整ったところで、呼び鈴が鳴った。



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