31: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:54:03.06 ID:6s/A4gNC0
「だめだよ! せっかく貰ったお仕事なんだから!」
32: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:55:22.95 ID:6s/A4gNC0
しーん、と静まり帰った会議室。
椅子に寄りかかる志保はぎしっと、
音を立てながら起きあがると、
33: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:57:01.75 ID:6s/A4gNC0
「でも、どれもこれもクレシェンドブルーでって話だったから断ってた。
私がOK出したら他のみんなに聞こうとしてたみたいよ」
34: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:57:32.38 ID:6s/A4gNC0
「……なんとなく」
35: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:58:05.95 ID:6s/A4gNC0
「そう。あ、ねえ。久しぶりに会いたいから収録の時、連れてきてよ。
観覧で一般入れるんでしょうし」
36: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:00:01.63 ID:6s/A4gNC0
――後日。
プロデューサーから連絡が入ったのは例の件でのことだった。
37: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:01:15.66 ID:6s/A4gNC0
「まあそれを受けての向こうが言った言葉がこうだ。
『私達だってもっと売れていかないといけないのに、
こんなところで過去の人達のバックダンサーなんてもので
38: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:02:21.03 ID:6s/A4gNC0
彼自身はとっくに忘れているのかもしれないが、
私や志保に向かってプロデューサーは
39: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:03:18.03 ID:6s/A4gNC0
第三章 出来ていたこと
40: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:04:30.15 ID:6s/A4gNC0
足を開いてみる。
昔は綺麗に開いたのに今じゃ膝は勝手に曲がってしまい、
41: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:04:59.00 ID:6s/A4gNC0
イントロが始まる。
「Shooting Stars」だ。覚えている。
目を閉じる。
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