27: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:50:58.31 ID:6s/A4gNC0
そして、かくいう私の隣で、
話が進むに連れて段々椅子に寄りかかる角度が鋭くなっている志保も
この企画によく思っていなかったのだろう。
28: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:52:01.34 ID:6s/A4gNC0
「静香どう思う?」
29: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:52:28.59 ID:6s/A4gNC0
だが、私たちの前に更なる不安要素が舞い込んでくる。
30: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:53:27.54 ID:6s/A4gNC0
さっきの羽村さんとは大違いの雰囲気をまとった2人が目の前に立つ。
私はさっそく2人の勢いに呑まれかけるが
志保は相変わらずどっしりと構えている。
31: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:54:03.06 ID:6s/A4gNC0
「だめだよ! せっかく貰ったお仕事なんだから!」
32: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:55:22.95 ID:6s/A4gNC0
しーん、と静まり帰った会議室。
椅子に寄りかかる志保はぎしっと、
音を立てながら起きあがると、
33: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:57:01.75 ID:6s/A4gNC0
「でも、どれもこれもクレシェンドブルーでって話だったから断ってた。
私がOK出したら他のみんなに聞こうとしてたみたいよ」
34: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:57:32.38 ID:6s/A4gNC0
「……なんとなく」
35: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:58:05.95 ID:6s/A4gNC0
「そう。あ、ねえ。久しぶりに会いたいから収録の時、連れてきてよ。
観覧で一般入れるんでしょうし」
36: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:00:01.63 ID:6s/A4gNC0
――後日。
プロデューサーから連絡が入ったのは例の件でのことだった。
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