12: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:36:08.07 ID:6s/A4gNC0
その後、志保にはLINEで嫌味を送ってやろうと会話の履歴から漁っていく。
その手の動きは軽やかだった。
正直に言うと、久々にやり取りができる口実ができて嬉しかったのだと思う。
13: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:37:09.66 ID:6s/A4gNC0
「言った」という文字だけが来ていた。
見ているとそのあとに「いやだった?」と付け加えられた。
14: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:37:46.79 ID:6s/A4gNC0
「もし、出るなら練習期間と打ち合わせがあるから」
「わかった」
15: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:38:44.85 ID:6s/A4gNC0
以前志保は娘の誕生日に5万円分の子供服を大量に送りつけてきたことがある。
しかも志保好みのやつばかり。
16: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:39:12.01 ID:6s/A4gNC0
第二章 新しい困難
17: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:40:31.53 ID:6s/A4gNC0
私は慣れていたはずのテレビ局の受付で手続きをなんとか済ませる。
こんな所まで私の知らない風に変わってしまっていたらどうしようかと
18: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:41:22.25 ID:6s/A4gNC0
会議室に既に入っていた何十人という十代か二十代の女の子たちは一瞬だけ、
部屋に入ってきた私を見るのに静まり返る。
19: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:42:47.76 ID:6s/A4gNC0
「あの、休憩されているところすみません、もしかして最上静香さんですか?」
20: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:43:56.63 ID:6s/A4gNC0
「ありがとう。ごめんなさい、お名前を聞かせていただいても良いかしら」
21: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 20:44:40.75 ID:6s/A4gNC0
「合ってます!
この部屋は特番に出演する女性アイドルの打ち合わせ部屋なんです。
ってさっきスタッフさんたちが言ってました!」
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